タイ国内外の出版社が書籍を販売する第52回全国ブックフェアと第22回国際ブックフェアが、8日に閉幕した。売上高は前年比10%増の4億バーツ超、来場者は同10%増の130万人に上った。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、ブックフェアは3月28日から4月8日まで、バンコクのクイーン・シリキット国際会議場で開催。322の出版社が914のブースを出展。新刊本3000冊以上を含む約100万冊以上の本が会場に並んだ。
タイ書籍印刷・出版協会(PUBAT)のスウィット会長によると、最も人気を集めたのは小説・文学系が38%、漫画・ライトノベルが21%、ハウツー本が18%、児童書・教育本が13%、健康関連が10%だった。
3月28日から30日に同時開催した、書籍の著作権を売買するバンコク・ライツ・フェア2024(Bangkok Rights Fair 2024)では、世界13カ国33社とタイ国内50社の出版社や代理店が参加。500組が商談した。著作権の売買予測額は約140万ドル(約4900万バーツ)だが、実際の取引額は予測額を上回る見込み。
著作権売買で最も高い関心を集めたのは児童書で、タイ作家は特に台湾からの関心を集めた。タイの出版社は、児童書や韓国・中国・日本の小説・漫画に関心を寄せた。各国参加者の満足度は高く、約8割が次回も参加すると話しているという。