タイ映画「ラーンマー(英題:How To Make Millions Before Grandma Dies)」が、タイ公式作品として第97回アカデミー賞へ出品することが決まった。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、タイ映画協会連盟は、最優秀国際長編映画部門の参加作品として同作を選出した。
今年はタイ映画49本が候補入り。映画監督やプロデューサー、映画館運営者、メディアなどタイの映画業界の専門家で構成する委員会が厳選し、「ラーンマー(お婆ちゃんの甥)」を選出した。選考理由は「並外れた品質と心温まるストーリー展開、国際的に話題となった映画」。
同部門への参加資格は、2023年11月1日から2024年9月30日までに公開された作品で、本編が40分以上、米国以外で制作し、主な言語が英語以外であること。アニメーションやドキュメンタリーも参加できる。
バンコク・ポストによると、同作品はオンラインゲームをライブ配信することだけを夢見る、目標を持たない無職の青年Mを中心に展開。Mは母方の祖母がステージ4の癌であることをシリ、祖母の世話を申し出るが、その動機は孝行ではなく祖母の家を相続することだった-。