日本政府観光局(JNTO)が15日発表した訪日外客数(推計値)によると、5月に日本を訪れたタイ人旅行者数は前年同月比20.7%増の9万7400人だった。国別では6位。
JNTOによると、タイ国内は消費者の購買力低下が続いているが、直行便の増加や祝日などの影響で、訪日外客数は前年同月を上回った。航空機の直行便数も、バンコク~成田間の増便などにより、前年同月を上回っている。
訪日外国人旅行者数は、前年同月比60.1%増の304万100人で、3カ月連続で300万人を超えた。2019 年同月比では9.6%増。一部の国では学校休暇を含む連休に合わせ、訪日需要が高まった。韓国・シンガポール・米国などで訪日外客数が増加したことが、押し上げ要因となった。
国別では多い順に、韓国73万8800人(前年同月比43.3%増)、中国54万5400人(同305.5%増)、台湾46万6000人(同53.6%増)、米国24万7000人(同34.7%増)香港21万7500人(同40.9%増)。