日本政府観光局(JNTO)が17日発表した訪日外客数(推計値)によると、2023年に日本を訪れたタイ人旅行者数は、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年比24.5%減の99万5500人だった。
直行便の回復や年末休暇、スノーシーズンによる訪日需要の高まりから、訪日タイ人は増加傾向。一方、タイ国内の購買力低下や航空券の高騰から、2019 年同月比 では7割程度に留まっている。
2023年通年の訪日外国人旅行者数は、2506万6100人。2019年比78.6%まで回復が進んだ。
国別の年間訪日客数は、韓国が最多で695万8500人。台湾が420万2400人、中国が242万5000人、香港が211万4400人、米国が204万5900人、タイが99万5500人と続いた。
12月単月の訪日タイ人旅行者数は、同23.7減の12万5800人。前月からは1万1700人増。前年同月比 では51.6%増加した。
訪日外国人旅行者数は、2019年同月比108.2%の273万4000人で、コロナ渦以降最多を更新。韓国や台湾、香港、米国など12カ国・地域からの訪日客が、12月単月で過去最高を記録した。
国別では多い順に、韓国78万2700人(前月64万9900人)、台湾39万9500人(同40万3500人)、中国31万2400人(同25万8300人)、香港25万1100人(同20万400人)、米国18万3200人(同18万4800人)。タイは米国に次ぎ6番目に多かった。