日本政府観光局(JNTO)が15日発表した訪日外客数(推計値)によると、4月に日本を訪れたタイ人旅行者数は前年同月比17.7%増の14万2500人で、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年11月ぶりに14万人台を超えた。国別では6位だった。
JNTOによると、タイ国内で続く消費者の購買力低下にも関わらず、訪日タイ人数は前年同月を上回った。タイ~日本間の直行便の増加や、ソンクラーン休暇が影響した。航空機の直行便数は、バンコク~那覇便が複便、バンコク~成田便は増便し、前年同月より増加している。
訪日外国人旅行者数は、前年同月比56.1%増の304万2900人で、2カ月連続で300万人を突破した。2019 年同月比では4%増。春の桜シーズンによる訪⽇需要の高まりや、東南アジアや中東地域のイスラム教徒の断食が明け、海外旅行需要が増加したことがプラス要因となった。
国別では多い順に、韓国66万1200人(前年同月比41.6%増)、中国53万3600人(同392.7%増)、台湾45万9700人(同57.7%増)、米国22万8900人(同24.5%増)香港18万4500人(同20.7%増)。