タイでの新学期準備の総支出額は、前年比6%増の660億バーツに達し、過去13年で最高を記録した。保護者からは、制服や学用品、交通費などの価格が大幅に上昇したとの報告があった。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、タイ商工会議所大学が6日発表した調査結果で、タイの新学期シーズンの消費者支出が660億バーツに達した。調査は4月26日から5月2日、全国の1250人を対象に実施。新学期に向けた世帯平均支出額は約2万9930バーツ。授業料は平均2万3000バーツに達した。
内訳では、公立学校1万975バーツ、公立特別支援学校3万3874バーツ、タイ語私立学校3万1040バーツ、バイリンガル私立学校5万2660バーツ。
同大学経済ビジネス予測センターのタナワット会長は、「経済成長が低迷する中、多くの保護者は教育費を削減せず、子どもの将来のために費用を負担していることを示している」と指摘した。
一方、「新学期の支出が増加した」と回答した保護者は48.3%、「大幅に増加した」は1.1%。理由として、物価上昇(32.4%)、購入量の増加(21.9%)、交通費・燃料費の上昇(13.8%)が挙がった。
「新品の教科書を準備した」と回答した保護者は84.4%、「新品のカバン・靴・靴下を準備した」は61.4%。文房具などの学用品などその他の品目では、支出削減のため調整する傾向も見られた。
新学期の支出は家計を圧迫している。「支出に必要な資金が不足している」と回答した保護者は27.1%。解決方法として、正規の金融機関から借入(26%)、資産の質入れ(21.7%)、親族から借金(15.7%)、分割払い(15.4%)、クレジットカード利用(12.4%)、非公式融資(3.6%)などが挙がった。
家計負担の軽減のため、「教育費以外の支出を削減する」と回答した保護者は49.8%。内訳は、「観光・レジャーの削減」36.4%、「個人消費の削減」26.9%、「過程での食費の削減」20.9%、「貯蓄の活用」13.7%。
政府支援の必要性に関し、保護者が望む項目は、教育費の税額控除の拡大(36.9%)、直接補助金(34.5%)、学生の通学費補助(21.9%)、学校関連商品の価格統制(6.7%)が挙がった。