タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)が発表した5月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は、前年同月比1.54%増の108.84で、2カ月連続で上昇した。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、TPSOのプーンポン・ナイヤナパコーン局長は、5月のCPIは13カ月ぶりの高水準で、ガソリンや生鮮食品、野菜、卵の価格高騰が要因だと述べた。
変動の激しい食品とエネルギー価格を除いた5月のコアCPIは、同0.39%上昇した。
1~5月の平均CPIは、前年同期比0.13%低下。コアCPIは同0.42%上昇した。
また4月のデータによると、タイのインフレ率はアセアン7カ国中で最低。全世界129カ国中では6番目に低い国になっている。
同省は6月CPIを、1~1.11%の間で緩やかなペースで上昇すると予測。2024年通年では0~1.0%と見込んでいる。