タイのドーンムアン空港発ナコンシータンマラート行きのタイエアアジアFD3188便の機内で2月24日、モバイルバッテリーが爆発する事故があった。火災は数分で消し止められ、飛行機は目的地に着陸。タイ空港公社(AOT)は、規格外の低品質な製品が原因で、乗客や空港職員が責任を負うものではないと説明した。
バンコク・ポストの報道によると、AOTのキラティ社長は、乗客は航空機に搭乗する際、モバイルバッテリーを預け入れ荷物ではなく携帯する規則になっており、乗客と空港職員はガイドラインに沿っていたと述べた。
また爆発の原因について、モバイルバッテリーの品質が標準以下だったことを挙げ、高品質の製品を使用するよう乗客に求めた。
また同機には、ピムパッタラ―工業相が同乗。工業相は、タイ工業規格協会(TISI)が認証するタイ工業規格(TIS)を取得した高品質の製品を使用するよう国民に呼び掛けた。
プラチャーチャート・トゥラキットによると、タイで販売するモバイルバッテリーは、2020年11月16日からTISの取得が義務付けられている。