タイニュース速報ポータルサイトタイランド通信 タイ株　タイ経済情報

　トヨタ・モーター・タイランド（TMT）が26日発表した自動車販売統計によると、9月のタイ国内販売台数は6万2086台で、前年同月比16.3％減少した。商用車の１トンピックアップトラックは２万3343台で、前年同月比で43.6％減と大幅に減速した。

　乗用車は同10.4％増の2万5425台、商用車は同28.3％減の3万6661台だった。
　
　同社のスパコーン上級副社長は、エコカー分野の成長に牽引され、乗用車市場は引き続き拡大したと述べた。一方で、商用車市場は販売が低迷。特に１トンピックアップトラック市場は、運送業者などの購入決定の遅れが続き、回復に時間がかかるとした。最大の障壁は、金融機関のローン審査の厳格化だと指摘した。

　メーカー別では、首位はトヨタで2万1141台（同7.9％減）。2位はいすゞで1万898台（同49.5％減）。3位はホンダで9113台（34.2％増）だった。

　10月の国内自動車市場は、各メーカーが新モデルを発売するなど、最終四半期のハイシーズンに入る一方、ローン審査の厳格化が大きな障害になると予測した。