28日午前9時頃、タイ中部サムットソンクラーム県の運河が高潮の影響で増水し、主要観光地のアンパワー水上マーケット周辺が水没した。一部の家屋は2階まで水没。地元住民は、数十年で最悪の高潮だとしている。
マティチョンの報道によると、マーケット周辺は毎年、季節的な高潮に見舞われるが、今年の状況は例年より深刻だという。運河沿いに60年近く住んでいる地元住民は「ここまで水没するのは初めてだ。1階が沈むことはあるが、2階が沈むことはなかった」と語る。
例年より深刻な冠水が発生した理由について、地元住民は、高潮による水位上昇と、上流からの流入が重なったことが要因だろうと話した。
県当局は、河川や運河沿いの低地に住む住民に対し、10月27日から11月5日まで高潮に警戒するよう警報を発している。電気製品や貴重品を上の階に移動させ、電気掲揚の安全性を点検し、さらなる水位上昇に備えるよう呼びかけた。
アンパワー水上マーケットは、タイ有数の観光地の一つ。伝統的な木造長屋や、運河沿いに並ぶ露店が人気で、国内外から旅行者が訪れる。