各報道によると、アピシット首相は2日、ステープ副首相に対して連立与党2党間の対立解消に取り組むよう指示した事を明らかにした。
発言の中でアピシット首相は、プゥア・ペーンディン党による票割れにより不審任決議案審議の対象になった、何れもプームヂャイ・タイ党所属のチャワラット内務大臣及びソーポン運輸大臣に対する信任票が、同じく審議対象になった他の閣僚よりも少ない結果になった事を認めた上で、既にステープ副首相に対して2党幹部間の話し合いによる解決を進めるよう指示しており、向こう2日以内に問題は解消されるとの見通しを示した。
この発言に先立ち、プームヂャイ・タイ党所属のスチャート副運輸大臣が、もはやプゥア・ペーンディン党と共に政府としての職務を進める事ができなくなったとした上で、アピシット首相に対して、プームヂャイ・タイ党とプゥア・ペーンディン党のどちらを取るのか今週以内に回答するよう通告し、事実上中堅連立政党であるプゥア・ペーンディン党の連立からの放逐要求を突き付けていた。
TPBSによると、地方行政機構関連等の地方予算や地方部の幹線開発予算配分を巡った対立が今回の票割れの背景にあるという見方もされているという。
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