明治は12日、タイで乳児(0~1歳)向けのキューブタイプの粉ミルク「meiji INFANT FORMULA GOLD EZcube」の販売を開始したと発表した。グループ会社のタイ・メイジ・フードから、2025年5月より販売している。
同社によると、これまで1〜3歳の幼児向け商品のみを販売していたが、タイ現地当局の許認可を得て、乳児用キューブタイプの粉ミルクの発売が実現した。
同商品は、乳児期に必要な栄養素の国際基準に沿い、母乳の研究に基づいた設計。キューブ形状のため計量の必要が無く、簡単かつ正確に調乳することが可能だという。
タイでは女性の就業率が増加している一方、育児と仕事の両立が課題となっている。同社はタイで、「家族全員での育児をサポートしたい」としている。
同社は1968年、タイの粉ミルク事業に参入。国際的な通貨危機による景気後退などの影響により、2005年に撤退したが、2022年2月に再参入した。