タイ野党パラン・プラチャラート党のウッタマ元党首と、ソンティラット幹事長は13日、政治的な不確実性と党の活動に対する懸念から、離党を宣言した。2人は同党の現副党首。プラユット政権下で要職を務めていた。
現地メディアの報道によると、プラユット・チャンチャオ政権で、ウッタマ氏は財務大臣、ソンティラット氏は商務大臣とエネルギー大臣を務めた。2人はプラウィット・ウィンスワン党首と会談し、離党の意向を伝えたという。
情報筋によると、プラウィット党首は2人の幸運を祈ったという。
ウッタマ氏とソンティラット氏は、ソムキット・ジャトゥシリピタク元副首相の右腕として知られ、2019年の総選挙時に党を率い、第一次プラユット政権の中核となった。両氏はその後、政権を離脱。2032年の総選挙に立候補するために新党を結成したが惨敗。パラン・プラチャラート党に復党していた。