プゥア・タイ党国会対策委員会のウィタヤー委員長は24日、政府による国会ビルに対する厳重な封鎖行為は立法府の権限に対する重大な侵害であると指摘した上で、25日を目処にアピシット首相、ステープ副首相及びチャイ下院議長を不当職務行為で警察犯罪防止取締局に刑事告発すると共に憲法裁判所に対して首相の罷免を求める訴訟を提訴する方針である事を明らかにした。
また、プゥア・タイ党所属議員のほぼ全員が欠席した状態で、議会内の優位性を利用して将来のコミュニティー・ラジオ局の弾圧に繋がり得る電波割り当て・放送監視組織の設置に関する法案等を通過させた行為の正当性を上院議会に問う他、反独裁民主主義同盟の集会会場に詰めている国外メディア関係者にボイコットに至った経緯を説明したり、国際連合に対して今回の封鎖行動を告発する方針である事を明らかにした。
一方、与党国会対策委員会は24日、プゥア・タイ党所属議員による国会ビルに通じる路上の封鎖により議会の開催を脅かされた他、下院議員としての職務遂行を妨害されたとして、当該行為に及んだプゥア・タイ党所属議員に対する罷免動議を提出する方向で調整を進める事で合意に至った。
また、与党プームヂャイ・タイ党ウドンターニー県選出下院議員のチュットチャイ・ウィチヤンワン氏は、25日に約10人の党所属議員を伴い首都圏警察本部ドゥシット署に対してプゥア・タイ党所属議員を職務遂行妨害で刑事告発する方針である事を明らかにした。
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