先に連立離脱支持を示唆していたパラン・プラチャーチョン党所属ナラーティワート県選出下院議員のウェーマーハーディー・ウェーダーオ氏は30日、同氏と同党比例代表区選出下院議員のマーノップ・パントンウォン氏の2名が党の連立政権からの離脱を支持し、野党として政府を監視する道を選択した事を明らかにした。
連立政権側の南部国境三県問題対策に対する姿勢に対して納得できなかった事を連立離脱支持の理由に掲げた同氏によると、これまでに議会等で政府側の南部対策に対して異議を唱えてきたが、連立政権側からは回答ではなく政府の政策に逆らうなという非難の声しか返ってこなかったという。
同氏によると、仮に5日に開かれる予定になっている党会議で連立政権参画継続が決定されても、党籍を離れる事無く、党の合意事項に従わず議員としての権利を行使できるとする憲法の規定を大いに活用し議員活動を展開していく方針であるという。
一方、同党副党首のマン・パタノータイ氏(情報・通信技術大臣)は、既に24人いる党所属下院議員の内20人が連立政権への参画継続に支持を表明している事を明らかにした。
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