タクシン暫定首相は1日、現在の政治情勢が原因で北部や東北部を中心に襲った水害に対する政府側の対応が遅れたと釈明しました。 発言の中でタクシン暫定首相は、7月30日夜半以来降り続いた大雨の影響で故郷のチァン・マイを初めとする北部・東北部地区が深刻な水害に襲われている事に強い懸念を表明した上で、不安定な政治情勢のおかげで計画されていた水害対策を効率的に遂行する事が出来なかったと説明していました。 自らが政治不安を招いたとの反タクシン陣営からの指摘を絶対に認めないタクシン暫定首相は更に、政府側による具体的な対策は総選挙が終了するまで待って欲しいとした上で、既に全力を挙げて対策に取り組んでいる地元行政当局や関係当局に信頼を寄せて欲しいと語っていました。 一方、故郷のチァン・マイの住民の間からナイト・サファリを建設したことが水害の深刻化に繋がったとの指摘があることに関しては、無関係であるとした上で、むしろ10年以上続いてきた違法伐採や違法入植が深刻化の要因の一つになっていると強弁していました。
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