パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)グループのドンキ・タイランドは9日、タイ中部ノンタブリー県で初の「DON DON DONKI Central Westgate(セントラル・ウェストゲート)店」をオープンした。タイ国内では8店舗目。
同社によると、同店は地下1階に出店。売り場面積は約1110平方メートル。営業時間は午前10時から午後10時。タイ郊外では広く認知されていない日本の商品を知ってもらうため、新鮮な日本の食材や総菜に加え、タイ国内で人気のある日本の化粧品やキャラクターグッズなどを取り揃える。
食品コーナーでは、日本のお菓子や加工食品の中でも、特にタイで人気の高い商品を厳選して展開。若者に人気のアメやグミなど、幅広い世代が楽しめる商品をラインナップする。レジ前には試食コーナーを設置。日本の食品を実際に味わいながら、使い方やレシピを紹介。日本の食文化を「おいしく知って、試して、楽しむ」体験として届ける。
日本ならではの雑貨や文具、日本の化粧品もラインナップ。店内には約50台のカプセルトイマシンを設置し、日本のキャラクターやアニメグッズ、日本の伝統文化をモチーフにした盆栽などのユニークなおもちゃを取り揃える。
総菜コーナーでは、日本の食文化を届けることを目的に、寿司や日本の総菜を中心に展開。週末には、タイ国内の店舗では初となる「握り寿司バイキング」や「日本のケーキバイキング」を実施する。一方で、現地の食文化にも対応し、タイで人気の鍋料理ムーガタを手軽に楽しめる「ムーガタセット」や、タイと日本の食文化を融合させた「うなぎのガパオ」などのオリジナルメニューも販売する。
同社は「まだ知られていない日本の“おいしい・かわいい・たのしい”を発信する店舗つくりを目指す」としている。
ノンタブリー県は、首都バンコクの北西に隣接する都市。近年はMRTなどの交通インフラ整備が進み、バンコク中心部へのアクセスが向上。ベッドタウンとして急速に発展している。「Central Westgate」は、ノンタブリー県にあるタイ最大級の商業施設。