ホテル客室在庫・管理プラットフォームのSiteMinderが発表した調査結果によると、2026年アジア太平洋地域の主要市場で、タイは旅行先トップ10にランクインした。シンガポール旅行者の間で5位、インドとインドネシア、中国からの旅行者の間では8位、オーストラリア人旅行者の間では9位。
カオソッドなどの報道によると、SiteMinderは、タイや中国、フランス、インド、スペイン、イギリス、米国など14カ国の旅行者1万2000人を対象に宿泊消費者調査を実施。バンコクのシンガポール旅行者の人気目的地6位、インドでは7位となった。
また、タイ人旅行者の64%が「2026年に旅行したい」と強い意欲を示し、世界平均の49%を大きく上回った。「旅行への関心が低下した」は15%だった。
タイ人旅行者の海外旅行計画では、引き続き日本がトップで56%。次いで韓国33%、中国27%、シンガポール・台湾13%。人気観光地は、東京42%、ソウル27%、大阪23%、京都17%、富士山16%。
早めに予約するタイ人旅行者は38%、自宅近くの宿泊施設を選択するのは31%で、世界各国に比べて高い割合となった。予算節約のために1回の旅行費用を削減する人は32%。
オンライン旅行代理店で予約する人は47%で最も多いが、以前の55%からは減少した。検索エンジンでの予約は22%に増加。宿泊施設のメールや電話、公式サイトから直接予約する人は20%。
宿泊部屋については、スタンダードルームが最も人気で58%。調査対象となった各国の国籍者で最も高い割合だった。ベット&ブレックファーストを好む人が多く、21%が選択していた。
タイの旅行者の約80%は、ホテル料金が需要に応じて変化することに同意しており、世界平均の65%を上回った。インドネシアは88%、インドは85%だった。
グルメ体験やワインテイスティングへの支出意欲が高いタイの旅行者の割合は51%で、各国より高かった。次いでスパサービス40%、音楽ライブ33%。
ホテルでのウォークイン飲食に料金を支払うと回答したタイ人旅行者は48%で、世界平均の40%を上回った。さらに旅行者の86%は、ホテル側が個人データを使用して体験をカスタマイズすることを受け入れると回答。世界平均の63%を大きく上回った。
人工知能(AI)に関して、タイ人旅行者の60%が価格アラート機能を重視。世界で最も高い割合だった。次いでホテルレビュー56%、好みに合わせた旅行先のアドバイス48%。また、選択肢がある場合、タイ人旅行者は多言語対応機能を選択する可能性が高く、世界で2番目に高い36%だった。