タイでサントリーと米飲料大手ペプシコの清涼飲料を製造・販売するサントリーペプシコ・ビバレッジ(タイランド)は、2025年に10億バーツを投資する計画を発表した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、サントリーとペプシコのタイ合弁事業開始以来、7年ぶりの大型投資。中部サラブリー県の清涼飲料水の生産力を50%増強する。
同社によると、2018年から2024年の7年間も成長率は年間平均8.2%。タイのノンアルコール飲料市場の2倍の成長率で、特に低糖類や無糖類部門の清涼飲料水分野でシェアを拡大している。
タヌット最高経営責任者は「4月1日から第4段階に入る砂糖税など、コスト上昇に直面しているが、生産効率を管理し、低糖・無糖飲料の新商品を開発する。健康志向の消費者トレンドにも沿う。お茶やコーヒー市場にも参入する」と述べた。
マーケティング責任者のアナワット氏は、清涼飲料水市場は引き続き成長すると予測。今夏の気候は暑くなる予報で、夏季の年間売り上げ比率は全体の35%を占めると話した。