タイ不動産開発のセントラル・パタナ(CPN)は、今後5年間(2025年~2029年)で1200億バーツ(約35億ドル)を投資し、バンコクの新たなビジネス商業地区となるCBD(Central Business District、中央業務地区)をはじめ、タイ全土で複合施設プロジェクトの開発を進めると発表した。
同社によると、年末までに44カ所で、複合施設開発30件を含む135事業を手掛ける。
2026年第4四半期には、バンコク北部に新たなCBDを創出するため、パホンヨーティン通りに「ザ・セントラル(The Central)」をオープンする。敷地面積は49ライ、売場面積は46万平方メートル。大型ショッピングセンターのセントラル・ラープラオと相乗効果を生み出し、新たな戦略的商業地区を開発する。
今年8月には、バンコク中心部の複合開発プロジェクト「デュシット・セントラル・パーク(Dusit Central Park)」内に、ショッピング施設「セントラル・パーク(Central Park)」を開業。同時に、ルンピニ公園を望む高級ワークスペース「セントラル・パーク・オフィス(Central Park Offices)」もオープンし、国際企業の誘致を目指す。
また2025年から2026年にかけて、5施設を開業予定。セントラル・ノースヴィル(Central Northville)は、中部ノンタブリー県で最大の複合開発プロジェクト。
セントラル・コーンケーン・キャンパス(Central Khonkaen Campus)は、東北部コーンケン県内で2番目のプロジェクトで、教育機関や医療施設に近接した戦略的立地を確保した。
セントラル・チェンマイ空港(Central Chiangmai Airport)は、コンベンション・ホール、ツーリスト・ハブ、多世代スペース、北部初の大型スーパーマーケット「ゴー・ホールセール(Go Wholesale)」を備えた施設。敷地面積は130ライ。
セントラル・プーケット(Central Phuket)は、30億バーツを投資した2万平方メートルの高級ゾーン。セントラル・クラビ(Central Krabi)は2025年10月開業予定。