インナーウェア衣料メーカーのワコールはこのほど、タイ・バンコクに世界初のカフェ「ワコール・ヤワラート・スペース」をオープンした。コーヒーやアート作品、下着も販売する。
カオソッドの報道によると、同店は約1カ月前からプレオープン。正式オープンは4月の予定。今後、1~2年で追加出店を検討する。
新型カフェの投資予算は1500万バーツ。下着販売のほか、ドリンクや軽食を販売するカフェや、新世代のアーティストの作品を展示するギャラリーを併設。国内外の顧客の取り込みを狙う。
タイ・ワコールのマーケティングディレクターであるインティラー氏は、2025年の事業戦略について、ワコーショップや百貨店のカウンターワコールの店舗を拡大し、売り上げを増やすと述べた。
ワコールのカフェは日本にも無く、タイ出店が世界で初めて。同社は下着販売だけでなく、新しい体験の創造を目指す。
インナーウェア市場規模は約100億バーツで、昨年からほぼ横ばい状態。同社は、経済回復の遅れから、買い控えが続いていると分析している。