タイ深南部ソンクラー県の観光地ハートヤイでは、昨年に発生した洪水の影響が続き、旧正月(春節)期間の宿泊予約が前年比60%減と急減している。期間中の旅行者は、昨年ピーク時の5~6万人から2万5000人に半減する見込み。
マティチョンなどの報道によると、ハートヤイ・ソンクラーホテル協会のシッティポン会長は、例年満室の春節期間の宿泊予約が、今年は30~40%に留まり、市場が低迷していると話した。洪水前の通常期(70~80%)と比較しても大幅に減少した。
シッティポン会長は以前から、洪水被害への支援が限定的で、ハートヤイの復興が遅れていると指摘していた。多くの中小企業は、少額の補助金や融資を受け取ったのみで、焦点は営業を再開できない状態。路面店の営業率は30%に留まり、観光地の魅力を弱めている。
多くのホテル運営者は自己資金で営業を再開したが、観光地の多くが閉鎖。旅行者の誘致は困難だという。同会長は、「旅行者はハートヤイでどこに行けば良いのか分からない。政府が約束した洪水対策と復興支援が実現していない。事業者は自信を失っている」と語った。