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　名古屋大学発のスタートアップ企業TOWINGは2日、持続可能な農業を目指し、タイのカセサート大学（Kasetsart University）カンペンセン校農学部（AGR at KPS）と、同社が生産する高機能バイオ炭「宙炭（そらたん）」の技術を開発・活用する基本協定（MOU）を締結したと発表した。

　同社はタイで「宙炭」の導入と生産を予定。実現のために必要な研究を同大学と行う。AGR at KPSの実験圃場で、「宙炭」を用いた作物の実証栽培を実施。研究協力のための技術を提供するという。

　土砂によると、タイでは土壌劣化や気候変動への対策、農業残渣の野焼きによる大気汚染（PM 2.5など）を背景にバイオ炭に注目が集まっており、市場の拡大が予測されている。