8月のタイ消費者信頼感指数は、前月の51.8から53.2に上昇し、3カ月連続で上昇。6カ月ぶりの高水準となった。タイ商工会議所大学・経済ビジネス予測センターが発表した。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、項目別では、全体経済信頼感46.6(前月45.3)、雇用機会信頼感50.9(49.8)、将来所得信頼感62.1(60.5)で、全項目が3カ月連続で上昇した。
同センターのタナワット会長は、米国とイスラエル、イランの対立緩和により、国内外の原油価格の急激な上昇が抑制されていると説明。政府の景気刺激策や、主要農産物の価格上昇の影響で購買力が向上し、経済に好影響を与えているとした。
また、6月に減速した観光業が7・8月に回復。輸出も約20%増加し、技術・一般産業分野への外国投資の流入も続いた。
一方、多くの指標は依然として低い水準で、改善の兆しが見られる程度だという国民の認識を反映していると指摘。自動車、住宅、旅行、中小企業のビジネスチャンスに対し、前向きな見方を持ち始めているという。
今後も中止すべきリスク要因は、政治情勢と原油価格。8月の政治信頼感指数は、政権交代と議会解散、連立政権に影響を及ぼす訴訟などへの懸念から、現状と将来見通しの両方で低下した。