矢崎エナジーシステム(東京都港区)は、タイ中部サムットプラーカーン県で建設していたアルミ新工場の開所式を19日に行った。新工場の稼働で、タイ矢崎電線のアルミ電線の生産量は約3倍増になる見込み。
同社によると、新工場は今月稼働予定。建屋面積は2万1791平方メートル。従業員数は270人、生産品目はアルミ線とアルミ合金線。タイで増加する電力需要に伴い、タイの電力公社が整備を進める送配電網用向けに生産する。今後、自動車向けアルミハーネスの需要拡大を見込み、供給基盤を担う方針。
開所式には、タイの関係者や建設業者、地域住民など約100人が参加。同社の矢﨑航社長は、「世界では電力インフラの高度化や都市開発、再生可能エネルギーの普及など、大きな変化が進み、電線メーカーに求められる役割もますます重要になっている。今後も安全・品質を最優先に、変化する市場ニーズに応え、タイのみならずASEAN地域の発展に貢献する」と挨拶した。
同社は1962年7月10日、グループ初の海外拠点となるタイ矢崎電線有限公司(現タイ矢崎電線株式会社)の工場を同県に開所した。