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　ＪＦＥスチールは２８日、伊藤忠丸紅鉄鋼と共同でタイの石油関連最大手ＰＴＴの基幹パイプライン向けにラインパイプ用ＵＯＥ鋼管２３万トンを受注したと発表した。ＰＴＴの基幹パイプラインに同社がＵＯＥ鋼管を受注するのは約２０年ぶりとなる。

　今回の基幹パイプラインは、タイ国内で整備を進めている５本目の基幹パイプライン「5th Transmission pipeline project」で、中部ラヨーン県のガス受入基地からバンコク郊外のノンタブリー県へ全長４２６キロを陸上パイプラインで結び、天然ガスを運搬するプロジェクト。ＰＴＴは５か年投資計画で１１０１億バーツ(約３４００億円)を投じ、天然ガスパイプラインの整備と関連設備投資に注力すると発表しており、このプロジェクトはその一環となる。

　今回受注したＵＯＥ鋼管は、この陸上パイプラインに使用され、厳格な耐サワーガス性能が要求されている高級ラインパイプで、西日本製鉄所（福山地区）で製造する。