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　ファミリーマートは、タイのエリアフランチャイザーであるサイアム・ファミリーマート（ＳＦＭ）の持ち株会社であるＳＦＭホールディング（ＳＦＭ－Ｈ）の全保有株式をタイの新たな事業パートナーに流通大手セントラル・リテール・コーポレーション（ＣＲＣ）に譲渡すると発表した。

　１９９２年にＳＦＭを中心にタイで事業展開を開始、０９年には単年度での黒字化を達成しているものの、業界最大手のセブンイレブンは国内で６０００店舗以上の出店しているのに対し、ファミリーマートは７００店舗ほどとライバルと大きな溝を開けられていた。

　ＳＦＭは日本のファミリーマートが４０．１２％、ＳＦＭ－Ｈが５０．２９％所有し運営されてきたが、今回ＳＦＭ－Ｈの全株式をＣＲＣに譲渡、ＣＲＣとともに出店攻勢を強める方針だ。