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　航空大手のタイ国際航空（ＴＨＡＩ）は、発注していた航空機用座席の納入期限を守れなかった小糸工業に損害賠償を請求するため、訴訟の準備を進めていることを明らかにした。何度も賠償を求めたが、満足できる回答が得られなかったため、訴訟の準備を開始したとのこと。

　タイ地元紙によると、ＴＨＡＩはエアバスＡ３３０－３００型エコノミークラス用などの座席を発注していたが、安全検査の記録改ざんなどの問題が明るみに出たことで、小糸工業は納入期限を守ることができなくなっていた。ＴＨＡＩは小糸工業に約７０億バーツの損害賠償を求めていくものとみられている。