タイ商務省国際貿易振興局(DFT)によると、今年1~9月のタイ産米輸出は前年同期比19.3%減の499万トンで、輸出額は同16.8%減の29億6200万ドルだった。通年目標輸出量の700万トンに届かず650万トンに留まる見込みで、過去5年間で最低。
カオソッドの報道によると、世界の上位コメ輸出国のうち、タイとベトナム、パキスタン、アメリカが軒並み減少。インドのみ上昇した。
タイ産米は、競合国と比較して価格が高いことが輸出減少の要因になった。タイ産白米(砕米混入率5%)の価格は、インドより21.3%、パキスタンより12.2%、ベトナムより11.6%高い。
紛争とエネルギー価格の高騰の影響による各国の輸入控えや、通常約100万トンを超えるイラク向け輸出のホルムズ海峡閉鎖による中断、主要輸入国のインドネシアの輸入停止、バーツ高、輸送コストの上昇も影響した。
タイは中国とこれまでに5回に渡り政府間交渉を実施。タイ産米価格が高額のため合意に至らず、契約総額122万トンのうち、納入できたのは76万トンのみだった。