IMF(国際通貨基金)・世界銀行の年次総会が12日、タイ・バンコクで始まった。タイでの開催は1991年以来35年ぶり。18日までの会期中、190カ国から約1万5000人が公式訪問し、世界経済リスクや増加する政府債務への対応、人工知能の課題などについて議論する。
マティチョンなどの報道によると、バンコク首都警察は、会場となるクイーンシリキット国際会議場周辺の警備を強化。15日から2日間、アソーク・モントリー交差点とラーマ4世交差点間のラチャダピセーク通りを封鎖する。
タイ民間航空局(CAAT)は16日午後11時59分まで、制限空域内でのドローン飛行を禁止。バンコクの戦勝記念塔を中心とした半径10海里(約19キロメートル)以内、高度3000フィートまでの範囲が対象となる。必要なドローン飛行は、CAATの事前承認が必要。違反者に対し、最長1年の懲役か最高4万バーツの罰金、またはその両方を科す。
一方、総会に反対するデモが15日から16日夕方にかけて行われる。在タイ日本国大使館によると、デモ隊はクロントーイにある財務省関税局前からクイーンシリキット国際会議場までを行進する予定。報道によると、デモは市民団体「世銀・IMF反対人民ネットワーク」が主導。デモ隊の指導者らは、対外債務の帳消しや、企業への補助金停止、農業・環境支援、総会への市民参加などを訴えている。
当局は、総会イベントに関連する公式会場付近での集会やデモを20日まで禁止。警察は、デモ活動が公共集会法に違反する可能性があると警告している。