タイ・バンコクのチャッチャート・シッティパント都知事は2日、無許可データセンターに対する懸念の高まりを受け、都内での新たなデータセンターの建設許可を停止すると発表した。
公共放送PBSなどの報道によると、チャッチャート都知事は都庁で会見し、首都には約30~40カ所にデータセンターが存在し、近年に新設した施設の多くが企業内の需要に対応する小規模なものだと説明。6カ所は外部組織向けの独立型大規模施設だった。
チャッチャート氏によると、2日に調査したラーマ9世通りのデータセンターは必要な許可を得ていないことが判明。ラームカムヘーン通りで予備燃料約43万リットルを貯蔵していたデータセンターは、適切に認可を取得していたが、一般建築物やオフィスビルに基づくもので、規制上の抜け穴が生じていると指摘した。
バンコク都は今後、政府と連携してデータセンターの定義を明確化する方針。建設に適した区域を指定し、住宅地への設置を禁止する。夜間の騒音や燃料臭など、迷惑行為が見つかった場合は処罰対象とする。
エネルギー省は、新規制の制定まで、データセンター向けの緊急燃料貯蔵施設の新規建設許可を一時停止するよう指示した。