タイのキングモンクット工科大学ラートクラバン校(KMITL)主導で開発した、タイ初の国産旅客鉄道の試作車両がこのほど、タイ国鉄(SRT)に納入された。SRTは今後、200~500キロメートルの観光路線に試験導入する。
マティチョンなどの報道によると、同車両は合弁会社Sinogen-Pin Petchの協力で開発。座席数は25席。国内部品を44.1%使用。22%の軽量化に成功し、最高時速120キロメートルで走行できる。すでに1万キロメートルの実地運行を終えた。
高等教育・科学・研究・イノベーション省のヨチャナン大臣は3日、KMITLのキティポン会長と共にバンコクのフアランポーン駅で引き渡し式に立ち会い「タイの研究者と技術者が国内で設計・製造した豪華列車だ」と述べた。試作車両の開発には、研究機関と民間企業約30社が協力。製造コストは輸入車両より30%低いという。
タイ政府は鉄道インフラへの投資を加速。今後20年間で2000両以上の旅客車両が必要になる見込み。タイは輸入車両への依存度を減らし、独自の鉄道産業の構築を目指している。