タイ・バンコクの人気コーヒー店が、麻薬や医療機器を密かに販売していた疑いで摘発された。当局はボトックスやダイエットペンなど、総額400万バーツ相当の商品を押収。美容クリニック50件以上に商品を供給していたと見られ、当局は違法製品の使用で容姿が変形する恐れがあると警告している。
カオソッドの報道によると、消費者保護警察は21日、バンコクのラートプラオ地区のコーヒー店が医薬品と医療機器のオンライン流通ネットワーク拠点になっているとして摘発。67品目の777点を押収した。総額は400万バーツ超。警察は、麻薬取締法に基づき、コーヒー店のオーナーを無許可薬物販売などの疑いで逮捕した。
当局は、食品医薬品局(FDA)への苦情を受け、ボトックスや局所麻酔薬など未登録の美容薬を販売している業者を調査。顔に注射した場合、期待される効果が得られず、アレルギー反応や深刻なリスクが伴う恐れがあるという。
調査の結果、ラートプラオ地区にあるコーヒー店が、オンラインで登録済みと未登録の医薬品や医療機器を販売・保管していることが分かった。商品の多くは、ボトックス、フィラー、麻酔薬、ビタミン剤、ダイエットペンなど、美容クリニックで人気のあるものだった。
警察は、ミーンブリー刑事裁判所の捜査令状を元にコーヒー店を捜索。同店は医薬品の販売許可を取得しておらず、未登録品目も販売していることが分かった。
オーナーを取り調べたところ、コーヒーショップと並行して美容クリニックを経営。クリニックの名前を使って医薬品などを発注し、コーヒーショップに保管していた。店舗スタッフに梱包を手伝わせるなどしてオンラインで販売。民間の配送会社を通じてバンコクなど美容クリニック50件以上に商品を発送していた。約2年前から犯行に及んでいた。