タイ商務省の発表によると、10月の輸出額は前年同月比5.7%増の288億3560万ドルで、16カ月連続上昇した。石油関連品・金・軍事装備品を除いた輸出額は同15.7%増。輸入額は同16.3%増の322億7250万ドルで、貿易収支は34億3690万ドルの赤字。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、同省貿易政策・戦略事務局(TPSO)のナンタポン局長は、米国や中国、欧州などの主要市場に加え、南アジアや中東、ラテンアメリカなど二次市場からの堅調な需要が輸出を牽引したと説明。米国関税の圧力の中でも引き続き増加したと述べた。
部門別では、電子機器や自動車製品の輸出が拡大。一方、農産物は減少傾向が続いている。
今年1~10月の輸出額は、前年同期比13%増の288億3560万ドル。石油関連品・金・軍事装備品を除いた輸出額は同13.8%増。輸入額は同12.4%増の2868億4830万ドルで、貿易収支は38億6620万ドルの赤字。
主要市場への輸出は、前年同月比10.2%増。米国32.9%増、中国9.3%増、日本1.9%増、欧州連合9.9%増、ASEAN5.4%増、CLMVは15.6%減。
二次市場は同7.2%増。南アジア24.7%増、中東9.4%増、ラテンアメリカ18.4%増、オーストラリア0.2%減、アフリカ3.0%減、ロシア・CISグループ5%減、イギリス10.3%減。その他の市場は70.5%減。