バンコク都のチャッチャート・シッティパント都知事は6日、高潮と台風、チャオプラヤー川上流のダムからの放水という3つの危険要因が同時に発生しているとして、来週にかけてバンコクの洪水の状況を綿密に監視する必要があると警告した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、チャッチャート都知事はバンコクの洪水状況について、同時に3つの危険要因に直面するため、来週は厳重な監視期間になると述べた。
1つ目の要因は満潮の時期にあること。2つ目は、台風カルマエギの影響で南シナ海とタイランド湾の水位が上昇するとした。6日は昨日より約45センチ上昇したため、チャオプラヤー川も同様に上昇するという。
3つ目は、チャオプラヤー川上流のチャオプラヤーダムからの放流だ。放流量は今年の最高記録となる毎秒2700立方メートルになる見込み。
都知事は各地区に対し、堤防の外側にある脆弱な地域を中心に、土嚢堤防を強化するよう指示。建設現場の配水管の詰まりも解消するよう述べた。