タイ政府のシリポン・アンカサクルキアット報道官は、タイとカンボジアが暫定国境画定の根拠として、縮尺20万分の1の地図と1907年の仏シャム条約を使用することで合意したとするカンボジアのフン・マネ首相の主張を、虚偽だと否定した。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、シリポン報道官は、21~22日にチャンタブリー県で開催されたタイ・カンボジア共同国境委員会(JBC)会議で、縮尺地図の地要や暫定国境標識の設置について、カンボジアと合意に至らなかったと主張。「フン首相の主張は虚偽で、国内外のメディアや両国民を誤解させる可能性がある」と話した。
会議では、破損・紛失15カ所と水没3カ所に代わる新教会票の設置で合意。設置位置は共同で決定する。測量制度の工場のため、LiDARなどの新技術を使用して電子国土基本図を作成する。