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　タイ軍は3日、カンボジア国境に設置するフェンスについて、東部サケーオ県アランヤプラテート郡の全長5.1キロメートルから着手すると明らかにした。予算は650万バーツ。

　カオソッドの報道によると、タイ軍本部のウィタイ・ライトーミヤ報道官は、賭博や詐欺行為を目的としたカンボジア側への越境を防ぐため、係争地ではないプロンホット運河沿いに設置すると発表した。同地域は当局の監視が及ばず、犯罪の温床になっている地域だという。

　フェンスはコンクリート製の支柱に有刺鉄線を張ったもので、高さは2メートル超。監視カメラも設置する。

　またウィタイ報道官は、国境フェンス建設に先立ち、未舗装道路の改良工事を実施していると報告。道路の完成後にフェンスを設置すると述べた。

　国家安全保障会議（NSC）は2日、国境フェンスの建設を承認。設置場所や設計、時期などは、現地の需要に基づいてタイ軍が決定すると発表していた。