タイの23歳男性が水の代わりにクラトム水を飲み続け、自宅で衰弱した状態で発見された。救命救急士がフェイスブックで「10代の若者へ警告したい」と投稿し、話題となっている。
マティチョンの報道によると、投稿は1万5000回以上シェアされた。救命救急士の「Jirasak Prayonghom」は、23歳男性が骨と皮だけのような衰弱した状態で見つかったと報告。男性はほとんど水や食事を摂らず、代わりにクラトム水を飲用。自宅に引きこもっていたという。
男性の部屋はゴミの山で、酷い悪臭が漂っていた。男性は発見時、携帯電話を操作する力も無く、言葉もうまく話せない状態だったという。男性が住む寮のオーナーが、寮の修復作業中、ゴミとペットボトルの山の中に倒れている男性を発見した。男性は少なくとも1カ月以上、衰弱状態が続いていたと思われる。
クラトムは、鎮痛や疲労回復のためにタイで伝統的に使用されている漢方薬で、めまいや眠気、痙攣発作、肝障害などの副作用がある。