王室官報は12日、過剰摂取すると健康に影響があるコーヒー科の樹木クラトムについて、教育機関から1000メートル以内でのクラトムの葉や飲料の販売を禁止すると発表した。行商人や屋台、自動車などによる移動販売も禁止する。
カオソッドなどの報道によると、王室官報は、保健省と法務省の2025年版クラトム販売規制の告示を掲載した。新規制では、教育機関から半径1000メートル以内でのクラトムの葉の販売を禁止。行商やカート、車両、ボートなどの移動販売や、公共の場所にテーブルやベンチを設置した露店販売を禁止する。
告示では、学校近くでクラトムの葉や煎じ薬を行商人や屋台が販売し、子供が容易に入手して乱用する現状を指摘。クラトムは疲労回復や痛み止めなどの効果が期待される一方、クラトムに含まれるミトラギニンを過剰に摂取すると、深刻な健康リスクが発生する可能性がある。
告示は官報掲載から30日後に発効する。