岩屋毅外務大臣は30日、午後3時30分から約40分間、タイのマーリット・サギアムポン外務大臣(H.E. Mr. Maris Sangiampongsa, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Thailand)と電話会談し、タイとカンボジアの即時かつ無条件の停戦合意を歓迎すると述べた。
外務省の発表によると、岩屋外相は、タイ・カンボジアの関係正常化のため、「停戦合意の着実な履行を含む緊張緩和が不可欠」だと話し、停戦合意の維持を強く求めると伝達。日本としてできる限りの協力を申し出た。
これに対し、マーリット外相はタイの立場を説明。タイとしても日本の懸念にしっかり対応し、人とモノの移動の安全を含め、関係の正常化に向けて努力すると話した。
外務省は両国の停戦合意を受け、29日に外務大臣談話を発表。日本政府は両国の停戦合意を歓迎し、停戦特別会合を主催したマレーシアや、共催国の米国を始め、合意達成に尽力した全ての関係者の外交努力を高く評価。緊張緩和に向け、関係国と連携しながら両国への働きかけを続けるとしていた。