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タイ通【 社会 】
投稿日時: 2025-07-29 10:44 2025-07-29 08:44

タグ: [ カンボジア ] [ 国境 ] [ テロ・紛争 ] [ 停戦 ]

タイ軍、停戦合意後にカンボジア軍が攻撃と非難

 タイ軍は29日、カンボジアが停戦協定を破り、午前5時30分頃まで重火器を使用してタイ陣地を攻撃したと非難した。午前7時に予定していた両国軍司令官の協議は一時、無期限延期となったが、その後、タイ第2軍管区とカンボジア第4軍管区の司令官協議を開催し、民間人に対する攻撃禁止で同意した。

 現地報道によると、両司令官は、衝突地域での即時停戦と軍人・民間人の犠牲を最小限に抑えるため、戦闘の終了で合意。

 民間人の安全確保に重点を置き、国境地域の民間人の生命や財産を脅かす攻撃・作戦を実施しないと合意した。

 また、さらなるエスカレーションを防ぐため、紛争地域への追加部隊や軍事装備の配備、媚態の移動を禁止。負傷者や死者の帰還に全面的に協力すると約束した。

 また各側4人の代表者で構成する共同調整チームを設立。地域の問題の迅速かつ効果的な解決を目指す。

 両軍は、上記を履行しながら、8月4日開催予定の一般国境委員会(GBC)の結果を待つ。

 28日の停戦合意後、タイとカンボジア両軍の動きは混乱を極めた。タイ政府広報局は29日未明、安全のため、国境付近への自宅への帰宅は政府・軍の通知を待つよう呼び掛け。

 タイ軍のウィンタイ・スワリー報道官は、停戦合意後の29日未明以降、カンボジア軍がタイ領内の複数カ所を攻撃したため、自衛のために報復したと発表。タイ軍は、停戦合意違反で相互の信頼を破壊すると非難した。
 
 タイ政府は29日、停戦合意後にカンボジアがタイ側を攻撃し、協定に違反したとして、両国を仲介したマレーシア、米国、中国に証拠を通知すると発表した。
 
 一方、カンボジア国防省のマリー・ソチュア報道官は29日、「停戦発効後、カンボジア・タイ国境の状況は落ち着いている。停戦合意に基づき、両国軍隊は軍事行動や部隊の移動を停止した」と述べた。カンボジアの複数メディアも「武力衝突は無かった」と強調した。

 24日に発生した軍事衝突による死者は29日午前11時時点で、タイ29人(兵士14人、民間人15人)、カンボジア13人(兵士5人、民間人8人)。両国の避難民は、タイ7県で約18万8000人、カンボジア約14万人となっている。
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