タイ工業省は、南部で発生している大規模洪水の影響で、ソンクラー県内の715工場が被害を受け、損害額が推計12億8200万バーツを超えると発表した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、タナコーン・ワンブンコンチャナ工業大臣はソンクラー県工業局の報告として、ハートヤイ郡、チャナ郡、ナータウィー郡、テーパー郡、サバーヨーイ郡、バーンクラム郡、ラッタプーム郡、サダオ郡、ラノート郡、クワンニエン郡、ナーモム郡、クローンホーイコーン郡の工場が被害を受けていると明らかにした。
被災工場は計715カ所。内訳は、掘削・浚渫310件、ゴム製品103件、ゴム材加工97件、サービス79件、金属製品53件、プラスチック製品44件、食品加工29件。被害額は推定12億8200万バーツ。
さらに、公営・民営の発電所計17カ所が、発電不能の状態。タイ電力公社(EGAT)と緊急に連携し、クラビー発電所とカノム発電所に発電能力の増強を要請している。
一方、工業団地は浸水を免れている。だが原材料の搬入ができず、操業できない状態が続いている。