24日午前9時頃、タイ東北部シーサケート県カンタララック群カオプラウィハーン付近で、タイ軍とカンボジア軍の銃撃戦が発生した。先にどちらが発砲したかは不明。民間人への避難命令が出ている。
カオソッドなどの報道によると、銃撃戦は2時間以上続き、当局は住民の避難を開始。数キロに渡って交通渋滞が発生した。
一方、同郡サオトンチャイ地区では、村民が食料などと共にシェルターへ避難。2008年~2011年に発生した、カンボジアとの軍事衝突時の経験を活かしているという。
同県シーパナックチャイでは、民家にカンボジアの砲弾が着弾。住民は避難済みで、負傷者はいなかった。また、郡内のPTTガソリンスタンドにカンボジアのBM21砲弾が着弾。2人が死亡、多数の学生ら民間人が負傷。セブンイレブンが炎上している。
武力衝突の激化を受け、駐プノンペンのタイ大使館は、カンボジアに滞在しているタイ人に一刻も早い帰国を呼び掛け。また、カンボジアでは、タイ空軍のF16戦闘機が撃墜されたとの偽情報が拡散しているとして、信頼できる情報源からのニュースを追うよう注意喚起している。
在タイ日本国大使館は24日、タイとカンボジアの軍事衝突を受け、国境付近への立ち寄らないよう注意を呼び掛けた。