タイ当局は14日、タイ東部サケーオ県アランヤプラテート郡のカンボジア国境周辺で、カンボジア人労働者24人を不法入国の疑いで逮捕した。24人はタイからカンボジアに帰国したが、1カ月もしない内に仕事を失い、タイに密入国したという。
カオソッドの15日付報道によると、アランヤプラテート警察隊は14日、密入国の情報を得て、同群の国境周辺をパトロール。ローンクルア市場から約20キロメートルの国道を歩いている不審な24人を発見した。
不法入国者は、カンボジア人21人と少女1人、ガイド2人の計24人。2人はパスポート、17人は国境通行証を所持しており、2人は書類を持っていなかった。
当局の取り調べによると、カンボジア人らはローンクルア市場で働いていたが、6月末に母国からの命令で帰国。事前に用意すると言われていた仕事もなく、再度タイへ渡ろうとしたが、国境閉鎖で通過できなかったという。友人を通じてカンボジア人ガイドに連絡し、1人4500バーツで密入国を試みたと話している。