タイ連立与党の民主党は19日午後5時、党執行委員会が緊急会合を開き、国家課題の解決に向けて政府と継続的に協力すると確認。声明を発表した。同党は政府に対し、カンボジアに対する立場の見直しを求めた。
カオソッドなどの報道によると、同党の委員会は、引き続き連立与党として国の運営と問題解決に取り組むことを決定。国民の主権と利益、尊厳を守り、政府の信頼回復のため、カンボジアとの関係を見直すよう要請するとした。
また政府に多様な意見に耳を傾けるよう求めながら、国王を元首とする議会制民主主義を堅持し、民主主義のルール以外の政治的片を支持しないと発表。軍によるクーデターを牽制した。
一方、連立与党のチャートタイパタナ党も協議の末、政権を離脱しないと決定した。
政権与党は現在、タイ誇り党の離脱により、僅差で議会の多数派を占めている。今後、さらに連立パートナーを失えば、与党は崩壊する可能性が高い。