タイランド通信  >  ニュース  >  タイ通【 社会 】カテゴリニュース  >  外務省が狂犬病の注意喚起 タイでも発生

文字サイズ変更「」「

Y
から検索 から検索
タイ通ニューストピック
タイ通【 社会 】
投稿日時: 2025-05-24 09:39 2025-05-24 07:39

タグ: [ 狂犬病 ] [ 海外危険情報 ]

外務省が狂犬病の注意喚起 タイでも発生

 外務省は21日、狂犬病に関する注意喚起を海外安全ホームページで発出した。狂犬病はアジアやアフリカを中心に世界中の国で発生。有効な治療法がなく、ほぼ100%の患者が死に至るため、海外でむやみに動物に近づかないよう注意喚起している。

 厚労省が公表した2016年データによると、タイでの狂犬病患者は16人。隣国のミャンマーは681人、カンボジアは190人、ラオスは217人。世界保健機関(WHO)の推計によると、アジアとアフリカを中心に年間数万人が死亡している。

 タイ現地報道によると、2025年5月21日時点で狂犬病患者は発生していないが、3月に東北部で狂犬病に罹患した食用牛が死亡。当局が周辺地域を臨時警戒区域に指定していた。

 外務省によると、狂犬病は主に狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っ掻かれたりするなどしてウイルスが傷口から体内に侵入して感染する。全ての哺乳類から感染する可能性があり、アジアではイヌからの感染が多い。稀にウイルスを含んだエアロゾルの吸入によって感染することもあるという。

 狂犬病の潜伏期間は、一般的に1カ月~3カ月だが、咬まれた部位(侵入箇所)やウイルス量などの要因で、1週間未満~1年以上と幅がある。初期症状は、発熱や食欲不振、傷口の痛みや痒み。ウイルスが中枢神経系に広がるにつれ、脳と脊髄に致命的な炎症を起こすという。

 その後、強い不安感や一時的な錯乱、水を見たり風に当たると首(頸部)の筋肉がけいれんする恐水症や恐風症、高熱、麻痺、運動失調、全身けいれんが起こり、呼吸器障害などの症状を示し、死亡する。

 感染予防のため、むやみにイヌや野生動物に近づいたり接触したりせず、ペットにも注意が必要だ。また狂犬病の流行地域へ渡航する際は、渡航前のワクチン接種を推奨している。

 動物に噛まれるなどして感染した後も、ワクチンの連続接種で発症を防ぐことができる。動物に咬まれるなどした場合、すぐに少なくとも15分間、水と石けんで傷口を洗浄し、早期に医療機関を受診するよう呼び掛けている。

関連ニュース

このニュースを読んだ人は、こんなニュースを読んでいます
  • 現在、集計中です。

タイ通新着ニュース【 社会総合 】

【PR】  タイ株ポータルサイト  「タイ株銘柄情報」や「証券口座比較」はここ

タイ通カテゴリ別新着ニュース【 写真 】

ニュースアーカイブ

タイ通の過去のニュースは、アーカイブページにて、
日付やタイ通カテゴリを選択して閲覧いただけます。

VJCZ v~AN[|TCgDeePon
おすすめキーワード

[↑]トップへ戻る