観光庁がこのほど公表したインバウンド消費動向調査によると、2025年1~3月期の訪日外国人旅行消費額の推計は2兆2720億円で、前年同期比28.4%増加した。国・地域別では中国の割合が最も大きく5443億円。タイは748億円で、同30.5%増加した。
観光庁によると、上位10カ国・地域は、1位:中国5443億円(全体の24%)、2位:台湾3168億円(13.9%)、3位:韓国2824億円(12.4%)、4位:米国2188億円(9.6%)、5位:香港1534億円(6.8%)、6位:オーストラリア1145億円(5%)、7位:タイ748億円(3.3%)、8位:カナダ487億円(2.1%)、9位:シンガポール486億円(2.1%)、10位:マレーシア448億円(2%)。
昨年同期のタイの消費額は574億円だった。
費目別では、宿泊費が33.4%と最も多く、次いで買物代(29.3%)、飲食費(22.5%)と続いた。
タイ人旅行者の消費の費目は、買物代が最も多く236億円で、次いで宿泊費222億円、飲食費180億円、交通費80億円、娯楽・サービス費30億円と続いた。
旅行者1人当たりの旅行支出は22万2000円と推計。国・地域別ではオーストラリア(36万7000円)、フランス(33万8000円)、英国(32万1000円)の順で高かった。
タイ人旅行者1人当りの旅行支出は、同16.8%増の20万7073円。費目別では買物代が最も多く6万5325円。次いで宿泊費(6万1464円)、飲食費(4万9826円)、交通費(2万2178円)、娯楽・サービス費(8280円)と続いた。平均宿泊数は6.4日で、同0.4泊低下した。