タイ東北部ナコーンラーチャシーマー県で、バイクに乗った若い男が、犬をロープに繋いだまま走行し、犬が全身を負傷する事件があった。通りかかった女性が、見るに堪えかねて犬を救助した。
カオソッドの報道によると、フェイスブックユーザー「Charuwan Phuangkham」は8日、同県パークチョン郡でバイクに乗った男が、犬をリードでバイクの後ろに繋ぎ、道路上を引きずっている動画を投稿。
犬は600メートル以上引きずられ、深いひっかき傷を負って出血していた。
目撃者の女性は当初、男が犬を運動させていると思ったが、その後、男はバイクの速度を上げ、犬がついて行けずに引きずられたという。女性はクラクションを鳴らして男を止めようと試みた。別の車も男のバイクの前に割り込み、男を制止した。
犬は救助され、病院で治療を受けた。現在は新しい飼い主に引き取られたという。
動物保護団体ウォッチドックタイランド(WDT)が事件を確認。男を告訴した。男は警察の調べに対し、ボーイフレンドと喧嘩をした怒りから、ペットを傷付けたと話したという。
同郡のナコーンラーチャシーマー地方裁判所は10日、動物虐待の罪で、男に罰金1万バーツの有罪判決を下した。