タイ労働保護福祉局は、バンコク全域の大規模建設工事現場の安全を厳しく管理するための「5つの鉄則」を発表した。2025年4月9日から7日7日まで有効。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同局のサーロート局長は、政府機関と民間部門、建設工事の安全に関する専門家と合同会議を開催。バンコク首都圏の大規模建設現場の安全対策を見直すよう緊急指示した。労働保護福祉局を主要機関として、政府機関や請負業者との請負者との連携を務める。
同局が発表した「5つの鉄則」は以下の通り。
1:作業員や近隣住民への危険を防止するため、工事区域と安全区域を明確に区切る
2:技術的欠陥による倒壊リスクを軽減するため、耐荷重構造の設計は安全基準に準拠する必要がある
3:使用する重機は技術試験を受け、安全に使用可能であることを確認する
4:現場監督や管理者は、安全のための厳格な検査と監督を徹底する
5:作業員は安全ヘルメットや手袋、安全靴などの安全装備を装着する
合同会議では、建設現場の安全対策のため、特別チームを設置することで合意。期間中に、建設現場を巡回し、安全調査を実施する。
バンコクの建設現場をめぐっては、3月28日にミャンマーで発生した地震により重大事故が頻発。ラーマ2世通りでは高速道路建設現場でクレーンが落下。チャトチャック地区では国家会計検査院ビルが倒壊した。