電気自動車(EV)の人気の高まりから、1月のタイのガソリン・ガソホール燃料消費量は前年同月比3%減少した。輸送・企業・家庭などで使用される全体の燃料消費量は、観光業の回復や、政府の景気刺激策の影響で同2.8%増。1日当たりの消費量は1億5756万リットル。
カオソッドの報道によると、国内外の旅行者の増加により、1月の航空機ジェット燃料需要は同21%増。1日平均1981万リットルに達した。
ディーゼル燃料は1日当たり6816万リットルで、同0.4%増。
液化石油ガス(LPG)の消費量は同2.9%増の1日当たり1666万キログラム。調理用ガスとして利用される家庭向けは1日当たり617万キログラム、製造業向けは610万キログラム、輸送向けは230万キログラム、工業向けは209万キログラム。
一方で、ガソリン・ガソホールは同3%減。1日当たりの消費量は3125万リットル。自家用乗用車(7人乗り以下)のうち、電気自動車(BEV・HEV・PHEV)が5.7%を占めるまで拡大した。
自動車向け天然ガス(NGV)は同15.3%減。1日当たり247万キログラム。NGV車の登録台数も減少しており、NGVガスステーションも減少傾向にある。
1月に原油・LPG・精製油の輸入量は同7.6%増。日量112万6251バレル。輸入額は945億4900万バーツ。一方、精製油の輸出量は減少し、日量14万6143バレル。